不動産を保有する目的として自己使用と投資があります。自己使用は自分が住んだり使ったりするためであり、多くの人の保有目的になるでしょう。一方資産に余裕があるときは相続対策などで不動産への投資をすることがあります。賃貸として貸したり市場の状況によって売買をすることで利益を得られたりもします。どの目的で保有しているとしても売却する可能性はあり、その時には購入から何年経過しているかを考えた方がいいときもあります。4年所有している不動産があり諸事情で売却が必要になったとします。転勤で住めなくなった場合やお金が必要になった時、不動産市場が下落気味なので売却したいなどがあるかもしれません。実は不動産の売却時に利益が出て所得税が発生するときは保有期間で税率が異なる仕組みになっています。5年を超えると5年以下の時の約半分の税率になり単純に考えると税金が半分になります。これを考えると5年を超えるまで待った方が良いと言えそうですが、市場の状況による売却ならすぐに売った方がいいときもあります。