不動産を取得できることは人生の中で歓喜でしょうが、中には、処分しなければならない、手放す以外の選択肢がないパターンもあります。それが住宅ローンの返済が苦しくなった場合です。もちろん、生活を見直し、家計費の軽減をまずは考えるでしょう。生命保険や自動車保険、自動車そのものも処分してみましょう。不動産を取得する際、駐車場ありの庭付き一戸建てに夢を見る人もいるでしょう。しかし、自動車は燃費、税金などの負担もかかります。居住している地域にもよりますが、自動車を持たない生活ができないかを検討してみましょう。ちなみに、不動産投資において、土地の活用(運用)として、駐車場や駐輪場、コインランドリーなどの運用で利益を出している投資家も少なくないようです。不動産を手放すことがないように、増収対策を検討するのも一法です。妻が働いて収入を得るのが利に適っています。ちなみに、育児や介護の経験があり、働きに出られない環境でも、住居兼保育ルーム、住居兼カフェといった週末起業家の道を選ぶ主婦の存在もあります。もちろん、住宅ローンはその建物に住む(暮らす)ことを前提に融資を受けるため、居住していることがポイントです。また、ローンを返済してからでなければ、事業がスタートできないケースが大半で、この場合にはビジネスローンを組むことになるでしょう。家計収支の見直しだけでは解決できないなら、条件変更を検討することになります。しかし、できることは限りがありますし、条件変更だけで解決できることも少ないようです。他の対策と組み合わせることもポイントではないでしょうか。また、不動産を取得したにも関わらず、会社を解雇されてしまったのなら、大黒柱が病に倒れてしまったのなら、どうすべきかといえば、不動産業者いわく、緊急避難的に、今の自宅を賃貸し、自分たちは安いアパートに入るという手があることを伝えています。アパートの家賃以上の賃貸収入があれば、家計に余裕ができ、ローン返済も今よりはラクになるでしょう。もちろん、先に述べたように、住宅ローンの対象が自己居住用物件なので認められません。しかし、緩和処置として、正常化した際には自己居住に復する条件で認められるケースがあるといいます。
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